プログラミングをするときソースコードの一部分を実行しないようにすることができます。これでソースコードの中にコメントを残すことができます。では、やってみましょう。

1行のコメント化

まずは

#コメントテスト
1+3

と入力して実行してみましょう。すると結果は4と表示されると思います。これは#コメントテストがかかれてないかのようにプログラムが実行されています。ただこれでは分かりづらいので、

print(“test0”)
print(“test1”)

と新しいセルに入力して実行してください。これの結果はtest0とtest1が表示されていると思います。ではこれの1行目の先頭に#をつけてコメントにしてから実行してみましょう。

#print(“test0”)
print(“test1”)

#をつけてコメントにすることでprint(“test0”)がかかれてないかのように実行されたので、さっきの結果と違いtest1だけが表示されていると思います。このように実行されるプログラムの一部分をコメントにして、除外するのをコメントアウトと言います。
このコメントアウトのいいところは以前の記事にも書きましたが、書いたプログラムを再利用したいと思ったときそのプログラムを消してしまったら再度入力しなければいけないのですが、コメントアウトしておけば後で必要になったらコメント化を解除すればすぐに利用できるので便利です。さらに、これを消したときどんな動きをするだろう、動きがおかしいけどどこが原因なんだろうとかを調べるときにも便利です。

複数行のコメント化

では、次に複数行をコメントにする方法を説明します。
複数行をコメントにするには「”””」でコメントにしたい部分を囲むことでできます。例として

“””
あいうえお
かきくけこ
さしすせそ
“””

このように記述します。
では、実際にやってみましょう。まずは

print(“test0”)
print(“test1”)
print(“test2”)
print(“test3”)
print(“test4”)

と新しいセルに入力して実行してみましょう。結果はtest0、test1、test2、test3 、test4が表示されると思います。では複数行をコメントにしてみましょう。

“””
print(“test0”)
print(“test1”)
print(“test2”)
print(“test3”)
“””
print(“test4”)

と入力して実行してみましょう。今度はtest4だけが表示されたと思います。複数行のコメント化は先ほどのコメントアウトをするときにも非常に便利なのでぜひ活用しましょう。

今回はPythonでのコメント方法を説明しましたが、そのまま注釈としてコメント使うのはもちろん、プログラムの再利用や見直し、学習した内容を消さずに残すなどいろんな使い方ができます。コメントを使えるようになるとこれからのプログラミング勉強が非常にはかどるはずなのでどんどん活用していきましょう。

open-in-colab

今回はこれで終了です。今回のサンプルを用意したので、もし必要な場合は上の「Open in Colab」と書いてあるボタンをクリックしてください。なおそのままだと編集不可なので編集をしたい場合は「ドライブにコピー」をクリックしてコピーしてください。

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